住吉神社について

子どもたちの声が響き、大人たちが心を休める場所。
そして、神が住まう場所として
遥か昔から氏子たちに親しまれてきた住吉神社。
長い歴史を積み上げてきた
「すみよしさん」について紹介します。

住吉神社  ご祭神 イメージ

住吉神社縁起 -住吉三神出現図-

ご祭神

住吉神社は底筒男神(そこつつのをのかみ)、中筒男神(なかつつのをのかみ)、表筒男神(うわつつのをのかみ)の住吉三神を祭神としています。御出現は、伊弉諾大神(いざなぎおおかみ)が筑紫の日向の橘の小戸の阿波伎原でミソギハラヘ(禊祓)をされたときにお生まれになったと「古事記」に記されています。相殿(あいどの)には天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)を配祀し、これを併せて住吉五所大神とも呼ばれています。

住吉神社の御神徳は、ミソギハラヘの御出現の由来から、「心身の清浄」を以てすべての災から身を護る神として古より広く信仰されています。

また、つつのを(筒男)の「つつ」には星の意味があると云われ、航海・海上の守護神としても厚い崇敬があります。

住吉神社  歴史 イメージ

博多古図

歴史

当社の歴史は、およそ1,800年以上前に遡ります。全国に2,129社ある住吉神社の中でも、最初の神社と云われており、古書にも当社のことを「住吉本社」「日本第一住吉宮」などと記されています。

また、住吉大神をお祀りしている神社は全国にありますが、そのほとんどが海側にあり、特に現在では大阪の住吉大社、下関の住吉神社、そして当社が日本三大住吉と云われております。

住吉神社  住吉造

社殿

当社の社殿は「住吉造」と云われていて、神社建築史上最古の特殊な様式をとっています。柱・垂木(たるき)・破風板(はふいた)は丹塗り(にぬり)、羽目板壁は白胡粉塗り(しろこふんぬり)。屋根は切妻(きりづま)の直線形、そして出入り口が直線型妻入式(つまいりしき)という特徴があり、国の重要文化財に指定されています。

当社の社殿を改築・修理する御遷宮が25年ごとに行われております。

住吉神社  境内

境内

当社の総面積は8,107坪。広大な敷地の中には、さまざまな施設や名所があります。

春には御田祭(おんださい)、夏には名越大祭(なごしたいさい)、秋には例大祭(相撲会大祭(すもうえたいさい))、冬には追儺祭(ついなさい:鬼すべ・鷽替え(うそかえ)行事)など、季節によってさまざまなお祭りが行われています。